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会誌No.75発行される!  [連絡 / General Information]

会誌No.75発行されました! 

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▲最新号No.75の表紙

 当会の会誌Butterfliesの最新号・No.75が発行されました! 今号も注目記事が目白押し! ぜひご一読下さい。まずは目次をUPします。クリックで拡大します。

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▲No.75目次

 当会の会誌の記事は海外の蝶の話題が多いのですが、今号ではぜひ紹介したい日本の記事があります。掉尾を飾った宇野彰さんの「日野春はなぜ「蝶の楽園」だったのか?」です。

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▲日野春はなぜ「蝶の楽園」だったのか?画像その1 

 このオオムラサキが樹液に集まっている画像を見て、「懐かしい」と思う読者の方も多いかも知れない。あるいは「ことしも見たよ」という方もおられるかもしれない。特に関東甲信越で蝶を追いかけている研究者、愛好者にとって「日野春」は一種どこか聖地のような響きをもって感じられる。宇野さんの論文は、地史的、人文科学的考察を加えながら、日野春がどうして多様な蝶の棲む場所となったのかを考察したものである。

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▲日野春はなぜ「蝶の楽園」だったのか?画像その2

「日野春」は山梨県の甲府盆地の北の外れに位置し、古くから蝶をはじめとする昆虫類の豊富な場所として知られてきた。中でも国蝶オオムラサキの多産は特筆に値するもので、多い年にはクヌギの樹液に数十から数百頭の集団が見られるほどである。このほかにもクロミドリシジミやダイセンシジミ、ムモンアカシジミといったゼフィルス類、クロヒカゲモドキやキマダラモドキなどのジャノメチョウの仲間、果てはゴマシジミ、チャマダラセセリ、ミヤマシジミ、ヒメシロチョウといった草原性の種まで、じつに多彩な種が初夏から盛夏の日野春を賑わしていた。「いた」と過去形で書いたのも、これらの多くの種が現在では大きく数を減らすか、あるいは既に姿を消して久しいからである。この原因についての考察は宇野さんの論文に譲りたい。

 ブログ編集子もご多分に漏れず日野春に何度も足を運んできた。中学生の頃、身体に不似合いな長い竿を振り回して遙か梢のゼフィルスを追ったこともあれば、お盆を過ぎた頃に伐採地の外れで真っ青で大きなゴマシジミを見つけ、急斜面をものともせず息を切らせて追いかけたもののついに逃がしてしまったことも懐かしい。
 長い時間が過ぎて、未だにブログ編集子が飽きもせずに蝶を追いかけているのも、あの夏の日に日野春の雑木林で逃がした蝶の幻影を追い求めているからなのかもしれない。

 会誌は会員外でも1冊3,500円(送料別)で購入できますので、ご希望の方は下記のメールアドレスまでお申込み下さい。

【申し込み先】bsj@shobix.co.jp

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