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【動画】ミヤマチャバネセセリ / Movie File: Janson's Swift (Pelopidas jansonis) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】ミヤマチャバネセセリ
 先日動画を公開したギンイチモンジセセリに続いて、春の野原で出会う可愛らしいセセリチョウをもう一種紹介したい。ミヤマチャバネセセリは本州北部から九州まで分布するセセリチョウで、「ミヤマ」(深山)という和名の割には都市近郊の河川敷などでもその姿を見ることもある。夏には涼しい高原で各種の花を訪れる姿を見かける。一部には年3化することもあるようだが、ほとんどの産地では春と夏の2回発生するようである。
 本種は近縁種のチャバネセセリやオオチャバネセセリと混同しやすいが、後翅裏面の中室に明瞭な銀白色の紋を表わすので、慣れれば一見して区別ができる。
 蝶に慣れないうちはアゲハチョウやシロチョウに目を奪われて、なかなか目に入ってこないものの、春の野原で目を凝らすと、素晴らしいスピードで飛びながら各種の花を訪れるこのセセリチョウを見つけることができるに違いない。(東京都八王子市にて、2012年5月撮影)

[photo] Pelopidas jansonis.jpg
▲裏面後翅の中室にある鮮やかな銀白色の紋が特徴。口吻も長い。



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【動画】ギンイチモンジセセリ / Movie File: Silver-lined skipper (Leptalina unicolor) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】ギンイチモンジセセリ
 先日公開した蔵出し動画が好評だったので、もうひとつご紹介しよう。ギンイチモンジセセリは春から初夏にかけて河川敷や草原、水田の脇などで見かけるかわいらしいセセリチョウだ。夏には涼しい高原などで、勇壮に飛ぶキアゲハヒョウモンチョウの陰でひっそりと飛んでいるのに出会った人もいるかもしれない。このギンイチモンジセセリも生息環境の破壊によって各地で減少が著しいようで、いまや環境省のレッドデータブックで「準絶滅危惧」のカテゴリーに入るほどになってしまった。幸い東京都の多摩川では、良好な環境があちこちに残っているようで、安定して発生が見られるのはうれしいことである。
 本種は一属一種の特異な種であるが、遠く地球の裏側の南米チリには特産の「そっくりさん」が分布している。チリギンイチモンジセセリとでも名付けたいこの種Argopteron puelmaeは、本会会誌No.48で「南米チリ採集記」を書かれた上原二郎、井上健の両氏が紹介している。両氏は幸運にも多数の個体をスキー場の草原で観察されたそうで、その臨場感あふれる記述を紹介して、本記事を終わりにしたい。

このセセリチョウ(註:チリギンイチモンジセセリのこと)は前翅表面を除けばすべて黄金色で、セセリの中でも異彩である。斑紋は、雌雄ほぼ同型。ギンイチモンジセセリのような飛び方で、金色の糸を引くような感じで美しく飛ぶ。Alfredによれば、夥しい数のこの蝶が舞う姿を「Lluvia de Oro(金の雨)」と呼ぶそうだ。テリトリーを張っているもの、紫色の花に来ているもの、いくつ採っても次から次に飛んでくる。
(上原二郎、井上健, 2008. 南米チリ採集記. Butterflies (Teinopalpus) No.48:36-42)


Argopteron puelmae.jpg
 ▲南米・チリのそっくりさんArgopteron puelmae(Butterflies (Teinopalpus) No.48より)



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【動画】カタクリを訪れたギフチョウ / Movie File: Japanese Luehdorfia (Luehdorfia japonica) with a flower of Dog-tooth violet [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】カタクリを訪れたギフチョウ
 寒かった冬もようやく終わり、ことしも春が来た。毎年のことながら、ついついギフチョウを紹介する記事を書く気になってしまうのも、日本に生まれた蝶愛好家として仕方のないところなのかもしれない。去年撮影し公開しなかった、カタクリを訪れるギフチョウの動画を公開しよう。ギフチョウの学名はLuehdorfia japonica、カタクリの学名もErythronium japonicumとあっては、このシーンはまさに世界に誇れる日本の自然と言って良いのではないだろうか。
 ことしの春もこういう春の女神の艶姿が見られることを願いたい。カタクリを訪れるギフチョウは滞在時間も短く、なかなか落ち着いて撮影できない。この動画も少しスローをかけていることを了解されたい。

L. japonica (Mating).jpg
 ▲交尾中のギフチョウ(上が♀)
(新潟県長岡市にて 2012年4月に撮影)




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【動画】ムラサキシジミ / Movie File: Japanese Oakblue (Narathura japonica) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】ムラサキシジミ

 ムラサキシジミ(Narathura japonica)はよくArhopalaという、およそ200種を擁する大属に含めて扱われることも多い。本邦にはルーミスシジミ(Panchala ganesa)とムラサキツバメ(Narathura bazalus)が近縁種として分布している。この3種の中では本種が最も普通種として見られることも多いが、世界的に見た場合には最も分布域が狭いのが本種だったりする。こういう例は、たとえばクモマツマキチョウとツマキチョウのように、極東の島国である日本では枚挙に暇がない。本種ムラサキシジミは国外では韓国南部と台湾に分布が知られるのみで、未だに中国大陸から正確な記録を欠く。
 ムラサキシジミは関東から九州まで、市街地の公園などでもよく見かける馴染みの深い種である。ちょっと目を凝らせば、意外なほど身近に棲息していることに気づかされる。美しい翅表を拝めるのは主に晩秋になってからと越冬後で、盛夏は林内にひっそりと止まっていて、なかなか美しい翅表を拝ませてもらえない。
 今回動画で紹介したのは、秋深くなってから羽化した個体なのだろうか、越冬後にもほとんど破損が見られなかった。

Narathura japonica.jpg
▲日光浴する♂。♀よりも紫色が濃く、前翅中室までよく発達するのが♂の特徴
(東京都八王子市にて 2013年2月に撮影)




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東京から消えたシジミたち(その2) / Extinct "Blues" in Tokyo (Part 2) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]

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▲東京都産のシルビアシジミ♂(日野市、1955年9月)

東京から消えたシジミたち(その2)
 前回に続き、2回目はシルビアシジミを紹介したい。シルビアシジミはかつて多摩川中流や荒川下流(江戸川区)の河川敷に生息していたとされる。(『東京都の蝶』、西多摩昆虫同好会、1991年) 1960年代にはいずれの産地からも絶滅してしまったらしい。図示したのは1950年代の多摩川中流域での採集品である。採集者によれば、日野駅から立川駅方面に向かって線路を歩き、多摩川にぶつかる手前まで盛り土をした線路の両側の土手にシルビアシジミが見られたということである。線路の上を採集しながら歩いたとは、いかにものんびりした当時の様子をしのばせる。現在では数分おきに中央線が行き交う中、線路の上など危なくて歩けたものではないし、見つかったらすぐに警察に通報されてしまうだろう。
 採集地付近は現在でも地形は大きく変わっていないと思われるが、残念ながらシルビアシジミの姿はまったく無い。
 シルビアシジミは全国的に衰亡が激しいが、一方で絶滅したと思われていた和歌山県でごく最近再発見されるなど(リンク先参照)明るい話題もあるようである。さすがに東京都で再発見するのはかなり厳しそうにも思えるが、もしかしたら、という希望は微かに残っている。

Z. emelina female UP.JPG
▲東京都産のシルビアシジミ♀(日野市、1954年9月) 
 
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東京から消えたシジミたち(その1) / Extinct "Blues" in Tokyo (Part 1) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]

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▲東京都産のミヤマシジミ♂(日野市、1953年9月)

東京から消えたシジミたち(その1)

 戦後、急速に都市化が進んだ日本の首都・東京から消えたチョウは数多い。これまでにも当ブログではギフチョウを取り上げたことがあり、人気種ゆえかさすがにこの記事には多くのアクセスがあった。
 今回、続編として2回シリーズで、東京から消えた2種類のシジミチョウについて紹介したいと思う。まず1種目はミヤマシジミである。ミヤマシジミは各地で減少が伝えられているが、現在でも栃木県、山梨県や長野県では健在で、産地に行きさえすればその姿を見ることはそれほど難しくない。だが、本種がかつて東京都でも見られたことを知る世代はもう古稀を過ぎるほどになってしまった。有名だったのは東京都立川市や日野市にまたがる多摩川の土手であった。時期になると線路沿いや川の土手に可憐な姿が見られたという。1960年代には絶滅してしまったと考えられている。

argyrognomon female 1953 UP.JPG
▲東京都産のミヤマシジミ♀(日野市、1953年9月) 

 上に図示したのは東京で古くから蝶屋をしている先輩のコレクションに所蔵されている1ペアで、保存状態も良い。1953年といえば朝鮮戦争の頃で、大切に保管されてきたとはいえ、高温多湿の日本でよくこれほどの保存状態で残っているものだと感心する。

 と、これで話が終われば簡単だったのだが、じつは驚くべき情報を最近になってブログ編集子は入手した。ミヤマシジミが東京から絶滅したと考えられてから20年も経った1987年に、東京都の、しかも都内の世田谷区二子玉川でミヤマシジミが採集されているというのだ。その標本は以下のものである。

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▲東京都産のミヤマシジミ♂(世田谷区二子玉川、1987年10月)
argyrognomon female 1987 UP.jpg
▲東京都産のミヤマシジミ♀(世田谷区二子玉川、1987年10月)

 これらの標本が保管されているのは当会の事務局がある進化生物学研究所、採集者はこの研究員として活躍したS氏である。S氏から直接話を聴いたという研究所の青木、山口両主任研究員によれば、当時中学生だったS氏はこのチョウがミヤマシジミであることを認識し、ネットを持って周辺をくまなく探索して採集したのだという。この結果、同日に3♂2♀が得られ、すべて標本が残っている。偶産や放蝶由来のものとはちょっと考えづらく、1987年当時、二子玉川にはミヤマシジミがまだ生息していたのだと考えざるを得ない。

 この話を聞くと、居なくなったと簡単に決めつけることは早計であり、くまなく捜せばまだ広大な多摩川のどこかにミヤマシジミが生き残っているのではという気にもなる。

 今回、この貴重な記録を紹介することで、新たな朗報が届かないかと期待する次第である。



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【動画】ジャノメチョウ / Movie File: The Dryad (Minois dryas) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】ジャノメチョウ
 なぜいまジャノメチョウなのか? 訝しく思われる方もいるかもしれない。当会の現会長がアジア地域のジャノメチョウの世界的権威であるということはとりあえずまったく関係ない。要は記念すべき2013年の最初の記事で何を書くのかを思い悩んで、ズルズルと正月休みを空費した挙句、「巳年」ということから蛇にちなんだ何かを書こうと思い立ち、まずは蛇そっくりのツマベニチョウの幼虫の画像でも紹介しようと思ったが、良い画像が手元に無かった。それならば「ヒロハヘビノボラズ」を食草とするミヤマシロチョウという苦しいコジツケでAporiaの記事を書こうとしたものの、これまた書くことが見当たらない。やむなく「蛇の目」ということでオーソドックスにジャノメチョウを動画で紹介することにした。今年も前途多難な年になりそうである。
 前置きが長くなってしまったが、ジャノメチョウ(Minois dryas)は多くの人にもお馴染みの普通種である。町はずれの河川敷で、あるいは夏の高原で、このチョウの姿を見た方も多いと思う。オスに比べてメスは不活発で、通常は藪に潜んでいる。近づくと不意に足元から飛び立って、驚かされることも多い。
(山梨県北杜市にて 2012年7月)

Minois dryas.jpg
▲日光浴をするオス。新鮮な個体は渋い美しさで目を引く
(山梨県富士吉田市にて 2008年7月に撮影)




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【大会講演紹介】青森県におけるアカシジミの大発生 [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]

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▲異常発生した成虫群と蛹群([コピーライト]工藤誠也)

 【大会講演紹介】青森県におけるアカシジミの大発生(工藤誠也)

Japonica outbreak-2.jpg
▲下草には赤い花びらのようにアカシジミの成虫が([コピーライト]工藤誠也)

 ここ数年、青森県の一角でアカシジミが異常に発生していることは当ブログでも紹介し、大きな反響を呼んだ。(まだご覧になられていない方はこちら
 この現象については多くの人が知るところとなり、ブログや動画などでも紹介されるようになってきている。しかし、現象が起きた当初からいち早く着目し、継続して観察しているという点においては、演者の工藤誠也氏をしのぐ人は見当たらない。氏は地元の強みを生かし、季節を通して現地に通いつめ、この不思議な現象をつぶさに観察してきている。その蓄積には、素直に敬意を表したい。
 今回、工藤氏は当会の大会でこれまでの数年間に及ぶ観察を集大成するような発表をして下さる。カメラマンとしても名高い氏の素晴らしい画像・映像の数々が報告されるであろう。 

大発生の中には、果たして「異常型」も多発したのか!? 当日のお楽しみ!!

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【動画】クロツバメシジミ / Movie File: Fischer's Cupid (Tongeia fischeri) [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]



【動画】クロツバメシジミ
 クロツバメシジミはシベリア、中国北部、朝鮮半島などユーラシア東部に広く分布する種で、日本では中部地方から九州にかけて分布が知られる。日本の愛好者にとって本種が人気が高い理由として、本種は大方の蝶が姿を消した秋遅くまで姿が見られることに加えて、斑紋に微妙な地理的変異が見られることが挙げられる。愛好者の中には各地の個体を出来る限り多く集めて、その微妙な変異を深く知ろうと努力している人もいる。食草はツメレンゲやマンネングサなど多肉植物で、このためこうした植物が生える崖や石垣などが棲息地となる。古い民家の屋根に発生することもある。
(長野県松本市にて 2012年10月)

Tongeia fischeri male.jpg
▲日光浴をする成虫。翅表の黒色部は太陽光のもとでは虹色に輝き美しい。
▲A adult butterfly basking. Blackish upperside has faint gloss under sunlight.  

Foodplant; Orostachys japonica.jpg
▲食草のツメレンゲ。秋には穂が立って花が咲き、成虫の吸蜜源ともなる。
▲Foodplant; Orostachys japonica In autumn numerous small collective flowers bloom in ears. These flowers are good nectaring sources for adult butterflies.

[Movie File] Fischer's Cupid (Tongeia fischeri)

 Fischer's Cupid (Tongeia fischeri) is a small Lycaenid butterfly which ranges broadly in eastern Eurasia. In Japan it can be seen from central to southern district. This species is popular among some Japanese butterfly enthusiasts because it flies until late in autumn after other butterfly species disappear. In addition it has a slight local variation in its wing markings, so some enthusiasts are eagerly collecting as many specimens as possible from various localities. Larva feeds on succulent plants such as Orostachys japonica.
(Matsumoto-shi, Nagano, JAPAN October 2012)

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スミナガシとその近縁種 / Genus Dichorragia and its allies [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]

スミナガシとその近縁種

ex-pupa.jpg
▲スミナガシ蛹
A pupa of Dichorragia nesimachus

adult butterfly.jpg
▲羽化した成虫
A newly emerged adult butterfly of Dichorragia nesimachus

proboscis magnified.jpg
▲赤色の口吻
A red proboscis of Dichorragia nesimachus

ひょんなことからスミナガシの蛹を入手した。しげしげと眺めるのは久しぶりだが、本当に枯れ葉によく似せている。来年の春まで羽化しないかと思いきや、このところの陽気で唐突に羽化してしまったので慌てて記事にすることにした。標本では色褪せてしまう口吻も鮮やかな赤色で瑞々しい。
和名のスミナガシは、墨汁を水に流した時にできる模様のことを意味し、成虫の翅の模様をこれに見立てたもので、数ある日本産の蝶の和名の中でも屈指の傑作としてとみに名高い。西にネパール、インドのヒマラヤの麓から、東は遥かニューギニアまで広く分布し、わが国での分布の北限は青森県の下北半島となる。
 スミナガシ属(Dichorragia)は本種の他にはninus (モルッカ諸島からパプアニューギニア)とnisseus (中国南西部)の3種からなる小さな属である。このうち「チベットスミナガシ」という和名で知られるnisseusと本種を並べた画像を公開する。左がチベットスミナガシで、何となくスミナガシの異常型のような平板な感じの斑紋である。しかし独立種であることはどうやら間違いないようである。

nesseus and nesimachus.jpg
▲チベットスミナガシ(左;中国四川省産)とスミナガシ(右;中国雲南省産)
D. nisseus(Sichuan, China) and D. nesimachus (Yunnan, China)

 また成虫の斑紋だけ見ると騙されてしまう有名な種に「カバイロスミナガシ」の和名で知られるPseudergolis wedahがある。一見、別名の「ニセカバタテハ」そのものの斑紋で、スミナガシとは縁もゆかりもなさそうだが、幼生期特に蛹の形状はスミナガシとそっくりである。本会会誌No.17に発表された中国産の蛹の画像を紹介したい。上掲のスミナガシの蛹と形状が良く似ているのがお分かりかと思う。

plate of Pseudergolis wedah.jpg
▲カバイロスミナガシの蛹(会誌Butterflies No.17より)
Early stages of Pseudergolis wedah (after Butterflies No.17)

[参考文献]
原田基弘, 1997. 中国産カバイロスミナガシの幼生期. Butterflies 17: 15-17.

The Constable (Genus Dichorragia) and its allies

The author of this blog happened to obtain the pupa of the Constable (Dichorragia nesimachus) the other day. The shape of the pupa looks quite similar to a dead leaf. Unexpectedly the adult butterfly has emerged from the pupa because of the warm weather in Tokyo. Thus here the author of this blog would like to introduce this beautiful Nymphalid butterfly.
The Constable (Dichorragia nesimachus) ranges rather broadly from Nepal or northern India in the west to New Guinea in the east. In Japan northern Honshu (mainland) is the northernmost of its distribution. Genus Dichorragia contains only three species, namely ninus (Moluccas and PNG), nisseus (SW China) and this species. A Chinese species, nisseus is shown above compared with nesimachus. Some researchers argue that nisseus is only a sub-species or mere variation of nesimachus, however it is likely to be a independent species.
The Tabby (Pseudergolis wedah) is known to one of allied species of
Genus Dichorragia although its wing markings are quite different from each other. But if one can study the early stages especially the pupa of both species, it can be easily understood that they are closely related. The figure shown above is from our journal "Butterflies" No.17.

[Reference]
Harada, M. 1997, Early stages of Pseudergolis wedah in Sichuan, China. Butterflies 17:15-17.
 
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