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東日本グリーン復興モニタリングプロジェクトのご案内 [連絡 / General Information]

 当会の方に告知依頼が来たので、以下のプロジェクトを案内したい。

********告知ここから********

東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト(主催:アースウォッチ・ジャパン

 アースウォッチは、人手が必要な野外調査に、一般市民をボランティアとして派遣することにより、調査研究の人的支援を促進し、一般の方に研究への理解を深めている認定NPO法人です。

 私どもでは東北大学河田雅圭教授の実施されている、東日本大震災からのグリーン復興を目指した
島嶼のチョウ調査を、10年間を目標に支援しております。そこで今年で5年目となる以下の調査にボランティアの調査員を募集しております。
 ご興味のある皆様に、ぜひご参加いただきたく、ご案内差し上げる次第です。

東日本グリーン復興モニタリングプロジェクト
チョウ調査チーム1
日時:7月8日(金)夕方から7月10日(日)[2泊3日]
チョウ調査チーム2    
日時:8月10日(水)から8月12日(金)[2泊3日]
 チョウの成虫を捕獲し、種類と数を記録します。
 事前にガイダンスを行いますので、どなたでもご参加いただけます。
  
調査地:宮城県 松島湾島嶼 桂島・寒風沢島  
 参加費:16,000円 
 お申込、詳細はこちら
 
アースウォッチとは
1971年米国ボストンで発足した国際的なNGO。研究者の野外調査の現場に、市民を「サイエンスボランティア」として派遣する活動を行う。アースウォッチ・ジャパンは、米国アースウォッチの活動を日本に広げるため、1993年に発足。50以上の国内調査プログラムを運営し、1,500人を超えるボランティアが参加してきた。

********告知ここまで********

Eurema hecabe.jpg
▲津波被災地のキタキチョウ(宮城県名取市 2012年9月14日撮影)
 何の変哲もないキタキチョウ、この1枚にブログ編集子は忘れがたい思いがある。この画像を撮影したのは震災から1年半が過ぎた2012年。津波の被災跡で調査を続ける永幡嘉之さんに宮城県名取市の津波被災地を案内してもらった。ひどく残暑の厳しい日で、津波に洗われて木陰の無くなった林縁でふと出会ったのが1頭のこのキチョウだった。すぐ傍には津波で土台を残すだけになった住宅。津波で犠牲になった人たちの魂が蝶になって現われたのかと思い、静かに心の中で掌を合わせた。

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アポイ岳の小さな妖精 [日本の蝶 / Butterflies JAPAN]

アポイ岳の小さな妖精~ヒメチャマダラセセリ Pyrgus malvae

ブログ編集子の身辺多忙ややる気なし病など諸般の事情でブログ更新が途絶して久しい。この間も過去の記事を毎日多くの方に閲覧いただき、申し訳ない気持ちを感じていた。そんな折、横地会長から助け舟が送られてきた。

我が国では北海道・日高山脈のアポイ岳にのみ細々と棲息するヒメチャマダラセセリ Pyrgus malvae の画像である。国の天然記念物にも指定されている本種は、日本産蝶類の全種撮影を志す多くの人たちにとっては難関である。

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▲棲息地を五合目から望む(右端がアポイ岳山頂)

棲息地のアポイ岳周辺は天候が安定せず、僅かな晴れ間にうまく当たらなければその姿を見ることは困難である。その上、昨今の地球温暖化の影響もあって植生が変化し、個体数がこのところ激減しているという。当会の渡辺康之理事は40年余り前の本種発見に関わって以来、継続的に観察を続けられているが、危機的な状況なのだという。

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▲アポイアズマギクで吸蜜する成虫
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▲ヒロハヘビノボラズで吸蜜する成虫

横地会長はこの難関種の撮影にチャレンジすること3回。過去2回は遠征したにも関わらず強風と雨に泣かされ、空しく敗退。ついに本年5月28日、撮影に成功された。快晴の朝、朝5時に出発。5合目の森林限界から上でついにその姿を見ることができたという。午前7時半くらいから活動を始め、朝のうちは砂礫の上を緩慢に飛ぶので撮影のチャンスがあるそうだ。日が上がると活動が活発となり、アポイアズマギクなどで吸蜜する姿を観察できた。今回、下の画像でヒロハヘビノボラズに訪花している画像があるが、この植物は以前には棲息地では見られなかったという。気候変動の影響なのだろうか。快晴の絶好のコンディションでも目撃できた個体数は僅かで、横地会長は「あの個体数ではちょっとしたことですぐに絶滅してしまいそうだ」とコメントした。

現在、危機的な状況にあるヒメチャマダラセセリを保全する活動も行われていると聞くが、可憐な姿がいつまでもアポイ岳で舞ってくれることを願いたい。

※画像撮影はすべて横地隆。著作権は撮影者に帰属します。画像の無断転用は固くお断りします。
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