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会誌No.70発行される!  [連絡 / General Information]

Cover No.70.jpg

会誌No.70発行されました! 

 当会の会誌Butterfliesも1992年の創刊号から通算で70号を数えました。ますます世界の、日本の蝶の話題を紹介していきたいと思います。ご支援よろしくお願い申し上げます。それでは新知見が満載の最新号の内容を少し紹介しましょう。

Nakae, M. "A New Subspecies of Byasa hedistus Jordan, 1928 (Lepidoptera: Papilionidae) from Yunnan Province, China"

 まずは世界のアゲハチョウに造詣の深い中江信氏による中国・雲南省から発見されたヘディストスジャコウアゲハの新亜種記載です。特異な斑紋を呈することから、交尾器の精査を経て本種に所属すると判断されました。雲南省の高嶺、白馬雪山山麓(2,500m)の高所に生息するということで、どことなく高貴な感じがします。新亜種名は去年の総会で当会の磐瀬賞を授与された向山幸男氏に献名されました。 
 
Byasa heditus mukoyamai.jpg
▲ヘディストスジャコウアゲハ新亜種ssp. mukoyamai

稲岡茂・Lubosh Bieber チベット西部カイラス山のカルトニウスウスバシロチョウの新亜種

 続いてはジャコウアゲハよりも更に天空の彼方に棲むアゲハチョウの新亜種です。カイラス山は聖地として著名な西チベットの独立峰ですが、この地域からカルトニウスウスバシロチョウの顕著な新亜種が見つかりました。記載したのは当会理事でパルナシウスの研究者、稲岡茂氏とチェコの研究者Lubosh Bieber氏です。名義タイプ亜種よりも大型、地色がより白色味が強いことや、後翅表面の黒帯が減退することなどで区別がつくといいます。新亜種名は資料の入手に尽力したMr. Rostislav Bartas氏に献名されました。

Parnassius charltonius bartasi.jpg
▲カルトニウスウスバシロチョウ新亜種bartasi

 最後に日本人にとって遠い国、ベリーズの採集記です。

上原二郎 ベリーズ採集記 

 ベリーズと言ってすぐに場所がピンとくる方は多くないと思います。ユカタン半島の付け根にあり、カリブ海に面してメキシコとグァテマラと国境を接する国です。面積は四国よりやや大きい程度、世界地図でもその存在感は希薄です。人口も僅か30万人ということで、自然の良く残った国のようです。
 たびたび本ブログでも紹介している、中南米各国で採集・調査経験の豊富な上原二郎氏は2005年に故・長田志朗氏(元当会理事、学術委員)とともにベリーズを訪問し、蝶類の調査を行いました。その時の採集記を本号で発表しています。アジアの蝶ばかり見ているブログ編集子にとっては見慣れない蝶ばかりでプレートを見ているだけで楽しいのですが、中でも中南米を代表する美麗なアゲハチョウ、マエモンジャコウアゲハParidesの新鮮な個体の美しさには目を奪われました。いつかは生きている姿を見てみたいものです。

Belize butterflies.jpg
▲色鮮やかなマエモンジャコウアゲハParides
  
 というわけで、今号も見逃せない内容であることがお分かりいただけたと思います。目次は以下の画像をご覧ください。(クリックで拡大)

Index No.70.jpg
▲目次(クリックして拡大して下さい)

 会誌は会員外でも1冊3,500円(送料別)で購入できますので、ご希望の方は下記のメールアドレスまでお申込み下さい。

【申し込み先】
welcome_scripts@yahoo.co.jp

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